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松本在住の写真家・清水美由紀さん、デザイナー・小林萌さん(vent de moe)と、一緒に制作したフォトブック。〈菊の湯〉の運営を引き継ぐにあたり、2020年秋に実施したリノベーションの様子を、その前後も含め、記録した1冊。手のひらに収まるサイズ感、パラパラとめくっていくなかで、時間の経過を感じることができる構成、表紙の撥水性を予感させる手触り、など、試みてみたかった表現が、小さな本体に、ギュッと詰め込まれている。
写真|清水美由紀
ドローイング|小林萌(vent de moe)
編集|菊地徹(栞日)
デザイン|清水美由紀・小林萌・菊地徹
印刷|藤原印刷
発行|栞日[2021/10/15]
仕様|A6縦(105×148mm) / 44ページ / 中綴じ
◎ 清水美由紀(しみず・みゆき)
フォトグラファー/自然豊かな松本で生まれ育ち、刻々と表情を変える光や季節の変化に魅せられる。物語を感じさせる情感ある写真のスタイルを得意とし、ライフスタイル系の媒体での撮影に加え、執筆やスタイリングも手がける。身近にあったクラフトに興味を持ち、全国の民芸を訪ねたzine『日日工芸』を制作。自分もまわりも環境にとっても齟齬のない、心身ともにヘルシーな暮らしを心がけている。日本&世界を娘と二人で旅しながら暮らしている。
◎ 小林萌(こばやし・もえ)
1988年長野県生まれ。大学在学中に独学で服作りやデザインを学ぶ。卒業後は文化財団やアートマネジメント業を経て、手仕事の分野へ歩む道を変える。2018年、日本の職人と共に歩む扇子ブランド「vent de moe/ヴァン・ドゥ・モエ」を立ち上げる。2015年より松本市へ移り住み、製作と日常を愛する日々を送っている。扇子はもちろん、アートワークやデザインの領域を横断しながら仕事をおこなっている。現在は、ローカルクリエイティブチーム「soeur/スール」のメンバーとしても活動中。ふたりの子の母でもある。