2017年初夏、〈栞日INN〉1Fに食堂〈Alps gohan〉がオープンした。店主は金子健一さん。相方・マツーラユタカさんとの料理ユニット〈つむぎや〉としても活躍する料理研究家だ。店舗を構える直前の一年間（2016年春 - 2017年春）、金子さんのアテンドで、日頃からその料理を支えている農家の田畑や木工家の工房を訪ね、両者の対話を聴き書きした。この本はその記録であり、当時から一貫してブレることのない、金子さんがこの土地と人と料理に向き合う姿勢を綴った一冊である。 ▽ 〈Alps gohan〉金子健一さんの料理レシピ5点を収録 監修｜金子健一（Alps gohan） 写真｜疋田千里 デザイン｜吉森由之助 編集・文章｜菊地徹 （栞日） 印刷｜藤原印刷 発行｜栞日［2017/07/28］800部限定 仕様｜B5（182×257mm） ／ 80ページ ／ 中綴じ ◎ 金子健一（Alps gohan ／ つむぎや） 料理家／1974年、神奈川県横浜生まれ。学生時代、和食店でのアルバイトがきっかけで調理師免許を取得。コピーライターを経てパン職人の道へ。2005年には、マツーラユタカと共にフードユニット〈つむぎや〉を結成。ケータリング、イベント、雑誌・書籍へのレシピ提案など幅広く活躍している。2017年に妻の地元長野県松本市に拠点を移し、ご縁のある農家さんのお野菜などを中心に旬を味わう食堂〈Alps gohan〉をオープン。『和食つまみ100』（主婦と生活社）、『お昼が一番楽しみになるお弁当』（すばる舎）など著書多数。5月には5年前に出版された『ぱんぱかパン図鑑』（扶桑社）が電子書籍に続き、書籍でも復刊。そして以前出版したパスタ本2冊を合わせた『世界一美味しい！和食パスタの本』（主婦と生活社）も出版予定。